■内容
●熊本産・晩白柚(ばんぺいゆ):約1.8kg 2玉
●季節限定:12月上旬〜3月31日頃迄。
●ふるさと駅/熊本県植木町
●産地より直送のため、お届けまでに4日〜5日必要です。
【送料945円】
但し、北海道、沖縄、離島は追加料金が必要
【晩白柚】
■ずしりと重い大きな実は、皮をむくといい香り。中は意外なほど繊細でやわらかな果肉に、果汁がたっぷり含まれています。
●「ふるさと駅」商品は見かけは悪いですが味は自信をもってお薦めできます。
●晩白柚(ばんぺいゆ)ミカン科の名前の由来
晩白柚は、一般に知られる赤い実のザボン(白柚)の一種で、その実は淡い黄緑色です。柑橘類の中では最大級で、直径は20〜25cm、重量は1.5kg〜2.5Kg。重いものになると、3Kgを優に越えます。
●原産地は、マレ−半島。白柚より完熟期が遅いことから、晩生白柚⇒晩白柚と命名されました。
晩白柚(ばんぺいゆ)の名前の由来は、台湾で果肉が白いみかんを白柚(ぺいゆ)と呼んでおり、熟すのが遅かったので晩(晩生)白柚とされたそうです。
●発見者は、当時の台湾の農業技手で植物研究家の島田弥市(しまだやいち)氏です。「晩白柚の父」と称えられる島田氏は熊本県八代郡東陽村の出身で、同村を全国有数のショウガ産地にして「ショウガの父」としても知られる他、「ポンカン博士」としても有名で、その「美しき生涯」を植物研究に燃焼させた人物です。
島田弥市(しまだやいち)氏がベトナムのサイゴン植物園で発見し、栽培・普及に努めたのが始まりとされています。
●八代地方は、かなり以前から在来種のザボンが栽培されていたため、昭和10年に熊本県の果樹試験場に導入されると、急速に一般農家でも栽培されるようになりました。
在来種よりもみずみずしくて、独特の良い香りと柔らかな食味を持つことから、昭和40年代に入ると在来種より晩白柚の生産量の方が多くなりました。
●ハウス栽培は、昭和52年に八代市の湯野果樹園が最初に成功。露地栽培よりも1カ月以上早く収穫出来るようになり、正月前に出荷できるようになったばかりか、水気の多さ、果肉の柔らかさも飛躍的に向上しました。
現在では、八代地方のみならず熊本県の代表的な特産品となり、お歳暮やお年始に引っぱりだこです。
●特徴
皮が非常に厚く、表皮の内側に柔らかい綿のような部分があり、果肉はもとの大きさかすると小さく感じます。とは言うもののそれでも果肉だけでグレープフルーツの大きさ以上あります。
味は糖度が12度前後で、酸味も穏やかです。食べた後の舌に残る嫌な苦味もほとんど感じません。とにかく房が大きく締まっているので、1切れでも食べ応えがあります。
●旬
12月頃から出荷が始まり、3月頃まで。旬は1月2月です。
●切り方
皮にナイフを入れますが、地球で言えば赤道に当たる部分に刃先が1センチ程度入るように入れていきます。一回り切込みを入れたら、そこに指を差込み、半分を剥ぎ取るように皮をむきます。
果肉部分は夏みかんのように、ジョウノウを剥き、果肉だけにして食べます。
●果肉
綺麗に房の形のまま剥ければ、そのまま皿に盛り付けるだけでデザートとして素敵な演出になります。果肉がしっかりしているので、ほぐしてサラダや料理などに使う事も可能ですが、何よりもこの大きさと、このまま口に放り込む醍醐味を味わっていただくほうがいいのではないかと思います。
●皮の食べ方
表面の黄色い部分を含めて厚さ8m位になるように白い綿の部分を切り取って、それを幅5m位の棒状に切り、シロップでグラッセにし、ピールチョコを作るととても美味しいです。残った白い綿も、シロップで煮て砂糖漬けにすると綺麗な黄色い色が付き、美味しいです。どちらも、シロップで煮る前に何度も茹でこぼして苦味を抜く必要があります。
●晩白柚漬け
晩白柚は実だけでなく、皮も調理することによって美味しくいただけます。
(1)2×10cm程に皮を切りそろえる。
(2)鍋に1の皮と、ミョウバン小さじ1杯入れたら沸騰させ、4〜5分ほど煮たら水を捨てる。また、水から同じよう煮る。
(3)水に1日漬ける。出来れば途中で皮の水を軽く絞ってやり、水を替える。(1〜2回)
(4)十分に水気を切る。
(5)皮の重量の3倍程度の砂糖と、2時間程煮詰めるとなくなるくらいの水を混ぜて火にかけ、砂糖が溶けたら4の皮を入れる。
(6)そのまま水気がなくなるまで1時間半〜2時間煮詰める。
(7)砂糖をまぶしたらできあがりです。
●皮の用途
他の柑橘類と同じように、黄色い皮を風呂に浮かべると非常に清清しい香りの湯になります。
●飾りにも
晩白柚は通常買ってから2〜3週間は持ちます。その間、ずっととてもいい香りを発散し続けてくれます。食べるまでの間、玄関や食卓に飾っておくといいでしょう。初めて目にする人はその大きさに驚き、話のねたになる事請け合いです。